サッカークラブの練習場所探し、グラウンド確保はなぜ大変なのか

クラブの日常や課題、Mybo+の活用事例などを現場目線でお伝えします。

小林 卓

Mybo+開発者。JFA指導者C級ライセンス保有。息子が所属する小学生サッカーチームのコーチを務め、他チームの運営にも携わる。

サッカークラブの練習場所探し、グラウンド確保はなぜ大変なのか

ブログ
サッカーコート

学校の校庭が急に使えなくなったり、公共施設の抽選に外れたり。サッカークラブの練習場所・グラウンド確保は、多くのクラブに共通する悩みです。なぜ確保が難しいのか、現場の声を交えて整理します。

練習場所は「借りもの」であることが多い、という少年サッカークラブの現状

少年団や地域のサッカークラブの多くは、専用のグラウンドを持っていません。普段の練習は、近くの小中学校の校庭や、自治体が管理する公共施設を借りて行っているクラブがほとんどではないでしょうか。同じような状況で運営しているクラブは、実はとても多いはずです。

ただ、「借りている」という立場である以上、学校側・自治体側の都合が優先されるのは当然のことでもあります。頭では分かっていても、いざ「来週は工事のため校庭が使えません」と連絡が来ると、練習メニューの調整や保護者への連絡など、対応に追われてしまうのが実情です。練習場所を確保できるかどうかが、常に運営側の予定変更リスクとしてつきまとっているクラブは少なくないでしょう。

なぜ練習場所の確保はこんなに難しいのか

そもそも、なぜサッカークラブにとって練習場所の確保はこれほど難しいのでしょうか。理由はひとつではなく、いくつかの構造的な事情が重なっています。

まず、学校施設は本来「学校のもの」です。授業や学校行事、施設の工事・改修が最優先されるのは当然で、クラブの活動はあくまで「間借り」の立場になります。近年は猛暑による熱中症対策として、校庭の使用時間帯そのものが制限されるケースも増えてきました。

また、市営・区営などの公共の競技場や体育館は、サッカーだけでなく他競技も含めた地域の複数団体が利用を希望するため、単純な早い者勝ちにはなりません。多くの自治体では抽選制が採用されており、「予約したいときに予約できる」とは限らない仕組みになっています。

そしてクラブ側には、そもそも施設を新設したり、優先的に確保したりする権限がありません。あくまで「借りる側」として、限られた枠の中で調整していくしかない立場にある、という現実も大きな要因のひとつです。

練習場所確保でつまずきやすい4つの場面

一口に「練習場所が確保できない」といっても、原因や対応の仕方はケースによってさまざまです。ここでは、多くのクラブがつまずきやすい4つの場面に分けて整理してみます。

学校の校庭:工事・行事など学校都合で急に使えなくなる場面

普段使っている校庭が、学校側の都合で急に使えなくなることがあります。校舎の工事や改修、運動会・学校行事の準備期間などは、クラブ側の活動を優先してもらえるものではありません。前もって年間スケジュールを共有してもらえていればまだしも、直前になって「来月は使えません」と分かるケースもあり、代替の練習場所や練習内容をその都度考える必要が出てきます。

秋の夕方の校庭

公共の競技場・体育館:抽選制で、そもそも予約が取れない場面

市営・区営の競技場や体育館は、多くの自治体で抽選制になっています。希望する曜日・時間帯に予約が取れるとは限らず、抽選に外れてしまえば、そもそも練習の予定自体を立て直さなければなりません。他競技の団体とも枠を奪い合う形になるため、「毎回同じ場所を確保する」こと自体が簡単ではないのが実情です。

代替施設:体育館などボール使用が制限された施設での練習内容の工夫

校庭や競技場が使えないときの代替として、地域の体育館を利用できることもあります。ただし体育館によっては、床の傷みなどを理由にサッカーボールの使用自体が禁止されている場合があります。その場合は、いつも通りのボールを使った練習ができないため、アジリティトレーニングやレクリエーション的なメニューに切り替えるなど、練習内容そのものを工夫する必要が出てきます。

場所が急に変わったとき:保護者・選手への周知が後手に回るリスク

練習場所が急に変わったとき、地味に負担が大きいのが「保護者・選手への周知」です。チームのLINEグループで一斉連絡をするクラブも多いと思いますが、既読・未読の確認が難しかったり、個別のやり取りが増えて対応が膨らんだりすることもあります。連絡が行き届かないまま当日を迎えてしまうと、いつもの場所に来てしまう保護者・選手が出てしまうリスクもゼロではありません。

実際の現場でもよく聞く話

私が関わっているあるチームでも、練習場所の確保にはたびたび悩まされてきました。普段は近くの小学校の校庭を借りて活動しているのですが、学校側の都合(工事やイベントなど)で、急に校庭が使えなくなることがあります。そうしたときは、まず他のチームに連絡を取り、練習試合という形で場所とお互いのメリットを両立できないか打診するところから始めます。

それでも都合が合わなければ、次の候補として地域の体育館を利用することもあります。ただ、その体育館はサッカーボールの使用が禁止されているため、いつも通りのボール練習はできません。仕方なく、アジリティトレーニングや、みんなで楽しめるドッジボールなどのレクリエーションメニューに切り替えて、その日の活動を成立させています。

市営の競技場を借りようとしたこともありますが、こちらは抽選制になっており、そもそも予約を取ること自体が簡単ではありませんでした。希望する日程で必ず借りられる保証はなく、外れてしまえば別の場所を探すところからやり直しになります。

こうした経験から感じるのは、練習場所の確保は運営者の努力だけでどうにかできる部分ばかりではない、ということです。だからこそ、あらかじめ「候補地をひとつに絞らず、複数の代替案を用意しておく」ことが、現実的で無理のない対応策になるのだと思います。

ドッジボール

場所が変わったとき、連絡の手間まで背負い込んでいませんか

ここまで見てきたように、練習場所の確保自体は学校や自治体側の事情に左右される部分が大きく、Mybo+のようなクラブ運営支援ツールで直接解決できるものではありません。この点は誤解のないようにお伝えしておきたいところです。一方で、場所が急に変更になったときに、保護者・選手全員へすぐ・正確に連絡できるかどうかは、また別の悩みとして残ります。Mybo+にはスケジュールページでの予定共有機能や、学年別などグループ単位でのメール一斉配信機能があり、予定・出欠をオンラインで共有するようになった事例もあるように、「場所が変わったことをどう伝えるか」という周辺の事務負担を軽くする使われ方をしているクラブもあるようです。あくまで連絡・共有面での話にとどまりますが、興味のある方はMybo+の詳細ページをのぞいてみてください。

まとめ:練習場所の確保は工夫と代替案で、連絡の手間は仕組みで減らす

練習場所の確保そのものは、学校や自治体の事情に左右される部分が大きく、クラブ側の努力だけでどうにもならない難しい部分があるのが現実です。それでも、代替施設をいくつか候補として持っておいたり、場所が変わったときの連絡体制をあらかじめ整えておいたりすることで、当日の混乱はぐっと減らせます。クラブ運営の事務負担は練習場所の問題だけにとどまりませんが、ひとつずつ仕組みで減らしていく工夫を、少しずつ積み重ねていきたいですね。

今の無料ツールにモヤモヤしているなら、まず30日間無料で試してみませんか?

Mybo+ 30日間無料トライアルはこちらMybo+ 30日間無料トライアルはこちら

カテゴリー